December 01, 2008

ボニファシオ・デー

たまたまきのう(11月30日)が日曜日にあたったため、月曜日の今日は振替休日。おかげさまで土曜、日曜とサリサリは大繁盛でした(爆)。だいたい日曜日の売上は他の日に比べてちょっと落ち込むんですが、きのうは相当忙しかったようです。休日前夜にお酒を飲んで気焔を上げるのはどこの国の若者も変わらないようですな。

というわけで本題。皆様ご存知の通りボニファシオ・デーはフィリピン革命の英雄アンドレス・ボニファシオの誕生日にちなんでもうけられた国民の休日。1896年革命の英雄というと、まずホセ・リサール、次いでアンドレス・ボニファシオ、そしてエミリオ・アギナルドの三人の名前が挙げられると思いますが、ホセ・リサールにちなんだリサール・デーは12月30日、ボニファシオ・デーはきのう、ところがアギナルド・デーなるものはないんですね。

考えてみるとフィリピン国内にはリサール、ボニファシオの名を冠した地名はたくさんありますが、ことアギナルドに関してはほとんどないようです。あまりアギナルドは人気がないんですかねえ。リサールにしろボニファシオにしろ革命の道半ばで斃れた悲劇の英雄というイメージがありますが、対するアギナルドは1964年、94歳まで生きて天寿を全う。このあたりがアギナルド人気がいまいち盛り上がらない一つの理由でしょうか。それにアギナルドにはカプティナンの指導者だったボニファシオを追放、処刑したというイメージもつきまといます。この経緯については当のフィリピノがどう評価しているのかはわかりませんけど。Wikipediaにはこんなくだりもありました。

Some historians, like Renato Constantino, see him(=Andrés Bonifacio) as a champion of the masses who was slighted by ambitious members of the upper class. Others like Gregorio Zaide, favor Aguinaldo and company over him. Glenn Anthony May goes as far as saying that his role as a national hero was largely invented. Also, until now, there is debate whether he should be considered the first Philippine President instead of Aguinaldo and the national hero instead of Rizal.
Andrés Bonifacio [Wikipedia]

ま、人は世につれ世は人につれと言いますが歴史家の評価というものはいろいろです。

ところでアギナルド・デーなるものはないと申し上げましたが、アギナルドが革命政府の初代大統領に就任した6月12日は現在独立記念日となっていて、これが言ってみればアギナルドにちなんだ日と言えるでしょうか。フィリピンの独立記念日は、太平洋戦争後しばらくの間は旧宗主国アメリカにならい7月4日だったそうです。それが現在の6月12日に改められたのが1962年。時にアギナルド92歳。アギナルドは自らが初代大統領に就任した日が独立記念日となるのをしかと見届けようと記念式典には病床から無理を押して出席したそうです。

・・・というわけで、なんかボニファシオ・デーにアギナルドの話題が主になってしまったようで失礼しました。

最後にAndrés Bonifacio - The First Philippine PresidentというタイトルのGMAの番組のご紹介。残念ながらタガログ語なので内容はまったくわかりませんが、番組の途中、ボニファシオの孫だという男性も登場しておりました。ボニファシオはフリーメイソンだったんですね(驚)。YouTubeでは番組を4分割してアップしてありますのでタガログ語に堪能な方はどうぞ。



Posted by philer at 11:00 │Comments(2)この記事をクリップ!
この記事へのコメント
こんにちは。
マニラからタガイタイへつながる街道はアギナルドハイウェイといいます。
アギナルド記念館もカビテはカーウィットにあります。
でも、そう言われてみれば地名になっているのを見たり聞いたりしませんねぇ。^^
Posted by alu at December 04, 2008 09:05
aluさん、こんばんは。
アギナルド・ハイウェイは初耳でした。なんか語呂がいいですね。アギナルドはカビテ出身だったそうでやはりその関係で記念館も建てられたんでしょうね。そういえばマルコス記念館もしっかりイロコスにあるようです。
Posted by philer at December 04, 2008 18:25