今日は風は強いものの時折晴れ間の広がる天気ですが、いや、もうしばらくはあんな集中豪雨は御免被りたいもんです。まあ、そんな天気が続いたせいか、例年だとこの時期わが家の周辺の田んぼは半分くらいは稲刈りを終えてるんですが、今年はまだ3分の1程度といったところでしょうか。
ところでちょうど稲刈りの話で思い出したわけでもないんですが、7月の渡比中、パンガシナンの農家を何軒か訪ねた際、農家の人からしきりに「サンラ」なるものを勧められました。サンラってご存知ですか?ネット上でこれだけのフィリピン情報があふれている昨今、いろんな人がこれについて語ってるに違いない、と思ってでググってみたんですが、あまりこのことについて言及してるサイトはないようでしたね。英語でsanglaで検索すると、↓のサイトがヒットしますが、それでもサンラに関しての情報はごくわずかです。
Loans in the Philippines [Chris At Home]
このサイトはミンダナオ島に住むアメリカ人computer engineer(アサワはフィリピナの模様)のブログのようですが、そこではサンラ(ビサヤではPrenda)は、
Prenda extends farther than pawnships, however. My wife was offered the following deal today: loan 4000 pesos, receive all income from a farm for 2 years, or longer if the 4000 pesos cannot be repaid in 2 years. The minimum expected income is 9000 pesos per year. If, and it's a big if, the money is repaid, then she will get 18,000 pesos profit on a 4000 peso loan. If it is not repaid, she will own the farm. Because she is married to a Westerner, she is offered these deals every week.
要するにサンラってのは、農家が田んぼを質に出すようなもんですな。↑の例で言うと、貸手は農家に4,000ペソを貸して2年間その田んぼを使わせてもらえるわけですね。もちろんその間、田んぼからあがった収穫は全部貸手のもの。さらに農家が2年後に4,000ペソを返せなければ田んぼはそのまま貸手のものに。これ、僕がパンガシナンで聞いたこととほぼ一緒なわけですが、ただパンガシナンの場合だと規模はもっと大きくて、僕の聞いた限りでは貸金100,000ペソで2ヘクタールの田んぼ&期間3〜5年が相場(?)のような話でした。
フィリピンではアキノ政権から始まった農地改革で地主から取り上げた土地を小作人に分け与えたそうですが、サンラのような習慣がいまだに広く行なわれているとすれば、零細農家の土地は再び地主の元へ戻っていってしまうような気がしなくもないですね。だってほとんどの農家が貸金を返せず田んぼはそのまま悪徳(?)金貸しのものに・・・でもって農家はその田んぼの小作人に・・・って話らしいですから。農地改革で小作人の得た土地は平均するとだいたい3ヘクタールくらい。くしくもパンガシナンでのサンラも2〜3ヘクタール単位。ということは、せっかく小作人が得た土地が再び地主のものとなってるのかもしれませんね。
※↑のブログ記事に僕も共感する部分は多いですが、ブログ主(アメリカ人)はローカルのフィリピノから相当いやがらせのメールを受け取った模様。これだからフィリピノの前で本音は言えません。おーコワッ。


