June 25, 2008

七人の侍

・・・といっても黒沢監督の映画じゃありません。2010年に迫ったフィリピンの次期大統領選の候補者のことです。

ほぼ毎日フィリピンの英字紙に目を通していますが(と言ってもネット版)、その中でThe Manila Timesが、時々、次期大統領選に関する話題を取り上げています。フィリピンの次期大統領選は2010年なのでまだ少し気が早い気もしますが、やはり外野としては「アロヨ後」が気になるところ。

Opposition needs to unite ahead of 2010 polls [The Manila Times]

↑によれば、与党側候補は現副大統領のノリ・デカストロでガチ。一方、野党側は?というと今のところ有力候補として名前が取り沙汰されているのが、以下の6人(一応、Wikiの紹介を付けときます)、

マヌエル・ビラール(上院議員,58歳)
http://en.wikipedia.org/wiki/Manny_Villar

ジェジョマール・ビネイ(マカティ市長,65歳)
http://en.wikipedia.org/wiki/Jejomar_Binay

パンフィーロ・ラクソン(上院議員,60歳)
http://en.wikipedia.org/wiki/Panfilo_Lacson

マヌエル・ロハス(上院議員,51歳,)
http://en.wikipedia.org/wiki/Mar_Roxas

ローレン・レガルダ(上院議員,48歳)
http://en.wikipedia.org/wiki/Loren_Legarda

フランシス・エスクデロ(上院議員、38歳)
http://en.wikipedia.org/wiki/Francis_Escudero

ラクソン、レガルダといったあたりは前回、前々回の大統領選でもお馴染みの名前ですね。ただ、個人的には、経歴、年齢などから、特にビラール&ロハスのWマヌエルが最有力候補といった印象を受けますよくわかりませんけど)。
フィリピンの識者の見方としては、野党側が候補者を一本化できれば野党候補の勝利、野党で複数の候補者が立候補した場合にはデカストロ大統領誕生、というもののようです。

2004年の大統領選では、支持率が低迷していたにもかかわらず現職のアロヨ大統領が勝った背景には、野党側が候補者を一本化できず反アロヨの票をまとまることができなかったことが原因だとか。その意味では次回の大統領選も似たような状況にあるのかもしれません。

・・・といっても名前の取りざたされている候補者一人一人が話し合っても埒があかない、となれば候補を一本化できる実力者による調整が必要・・・ということで、キーパーソンと目されているのが前大統領のエストラダだそうです。でもエラップのことだから、そんな脇役じゃなく自分こそ主役!と6人を押しのけて自分が候補に名乗り出ないとも限らないですね。となると、次期大統領選の野党側の候補者は7人・・・。

黒沢監督の名画「七人の侍」は、無法者の野武士たちの横暴に苦しんでいた農民を、七人の侍が命を張って村を守るという映画でした。果たして野党候補として名前を取り沙汰されている7人は汚職と貧困に苦しむフィリピンの民衆を守ることが・・・できる?できない??少なくともエラップは前科があるから・・・無理??

20080625←このオッサン、南米の麻薬王ではありません、念のため(爆)。


Posted by philer at 21:00 │Comments(4)この記事をクリップ!
この記事へのコメント
↑どう見ても、農民を襲う盗賊側にしか見えませんね(笑)
映画みたいに、最後に勝ったのは農民だった、というハッピーエンドは無理でしょうか?
Posted by Tsugu at June 27, 2008 15:24
Tsuguさん、こんばんは。
う〜ん、ハッピーエンドはやはりフィリピンでは無理・・・かもしれないですね?!
ところで今日のニュースに、次期国際司法裁判所の判事にフィリピンのある女性上院議員が有力候補として名前があがっている、とありました。個人の資質云々は抜きにして、justiceとは最も縁遠いフィリピンのような国から選ばれる・・・って、それもありですかね(苦笑)。判事の改選は11月のようです。
Posted by philer at June 27, 2008 20:59
いや、ありでしょう。(笑)
むしろ汚濁の中からこそ、一筋の清流が生まれる事を祈ろうではありませんか。
 ところで国際司法裁判所には、6人も日本人裁判官が居たのですね。偉いもんだ。
Posted by Tsugu at June 28, 2008 17:16
Tsuguさん、どもです。
>6人も日本人裁判官
こういった国際機関で活躍している日本人ってあまり目立たないようですが、いい仕事してる人も多いのでしょうね。今回候補に国際司法裁判所の判事候補に挙がっている比上院議員ですが、すでに過半数の人たち(確か190人中100人超)からの支持を得ているようでどうやら「当選確実」のようです。
Posted by philer at June 28, 2008 18:35